しわ・クマ退治に「ベビーコラーゲン注入治療」。思わず触れたくなるベイビースキンへ

「ベビーコラーゲン」とは、ヒトⅠ型・Ⅲ型コラーゲンを肌に注射することで、「しわ」や「クマ」のお悩みを解消する治療。
「目元の小じわが気になる」「目の下のクマで不健康に見える」「肌にハリや弾力がない」という方におすすめです。
従来の治療と比べて持続期間も長く、肌の組織そのものまでも再生することができる「最先端注入治療」として注目度NO1。
今回は、ベビーコラーゲンの効果や持続期間について詳しく見ていきたいと思います。
コラーゲンってなに?基礎知識を知っておこう。
コラーゲンは、私たちの体を構成するタンパク質の1種。
主に、皮膚の真皮層という部分に多く存在し、「肌の弾力性を保つ」「健康的な肌を作る」という働きがあります。
コラーゲンの種類は30種類近くある
コラーゲンは30種類近く存在するといわれ、I型 Ⅱ型…というように分類されています。
たとえば、
- コラーゲンI型
- 皮膚や骨、腱などあらゆる臓器の主成分
- コラーゲンⅡ型
- 軟骨のコラーゲン繊維の主成分
- コラーゲンⅢ型
- 胎児の皮膚や血管壁に多い。Ⅰ型のコラーゲンが存在する皮膚や骨、腱などに多く共存し、細胞などの土台となっている。
コラーゲンはなぜ必要?
コラーゲンは細い繊維状のものが多く、3重のらせん状の構造で、細胞と細胞の間をくっつける接着剤のような役割があります。
皮膚の真皮層内のほとんどはコラーゲンで占められ、骨・胃腸や血管壁にも存在しています。
骨や筋肉を支え、組織を結合させる働きを持つコラーゲン。それは、私たちの体を支えるためになくてはならないものです。
コラーゲンは年齢を重ねてくとともに減少…
コラーゲンは年齢とともに減少。
肌を支えるコラーゲン繊維が伸びてしまい、肌のハリ感と弾力やツヤが失われていきます。。
そして、そこに紫外線などによる刺激、ストレス等が加わることで、さらに肌がダメージを受け、目元や口元などに小じわ・ほうれい線、たるみなどの現象が起こります。
また、お年寄りの方が骨折しやすいのは、コラーゲンが減少することで柔軟性が失われ、骨がもろくなって折れやすくなるから。
動脈硬化や骨粗しょう症などの病気のリスクも高まります。
減少していくコラーゲンを取り入れる方法はあるの?
年齢は変えられないけど、肌の若さは取り戻したい…
それならば、食事やサプリメントで補うことはできるのでしょうか?
コラーゲン入りのドリンク・食事・サプリ
最近では、さまざまな種類のコラーゲンドリンクやサプリメントが発売されています。
でも、これらをたくさん摂取したからといって、『体内にコラーゲンが増えて肌にハリが出る』ということは、実はまだ解明されていません。
なぜなら、体の中に取り入れたコラーゲンのほとんどは、「アミノ酸に分解」されてしまうから。
最近では、コラーゲンをさらに酵素分解した『低分子コラーゲン』の開発により、体内への吸収が高まったと期待されていますが、実はこちらもまだエビデンスがありません。
コラーゲン入り化粧品で、肌がプルプルに?
また、コラーゲン入り化粧品についても同様、肌に塗っても美容成分が肌に届くのは角質層(※)まで。
コラーゲン入り化粧品は、肌の深層部『真皮層』まで浸透することができないため、コラーゲンが増加して肌に弾力をもたらすことはありません。
ただし、これらの化粧品には油分や水分なども一緒に含まれていることから、肌への保湿効果は期待することができます。
※角質層は肌の一番外側にあたる部分で、角質化した細胞である。
コラーゲンを増やして「ハリ感」アップ!「ベビーコラーゲン」注入治療とは
年齢とともに減少していくコラーゲン。もう取り戻すことはできないのでしょうか?
若い年齢の肌は、真皮層の中のコラーゲン繊維が規則正しく並び、肌のツヤ・ハリを保っています。
でも、老化によってコラーゲン量は少なくなり、細胞はスカスカに…
そこで今、注目されているのが「ベビーコラーゲン」という注入治療。
ヒトⅠ型・Ⅲ型というコラーゲンを肌に注射することによって、「しわ」や「クマ」を治療することができるのです。
目元口元の周辺で1cc。目の周りでは、0.5cc程度のコラーゲン注入で効果あり。
治療直後からすぐにシワ改善効果が得られ、肌のハリやツヤ感までアップ!肌質までも変化するといわれています。
治療ターゲット | 真皮深層から皮下浅層にかけて |
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治療可能な症状 | 肌の表面に刻まれたシワ・たるみ感 |
即効性 | ◎ |
ダウンタイム | ほとんどなし |
ベビーコラーゲンは、唯一のヒト由来コラーゲン注入剤
ベビーコラーゲンは、Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを50:50で配合した「ヒト由来のコラーゲン注入製剤」
- Ⅰ型コラーゲン
- ヒトの体の中に大量にあるコラーゲン。(皮膚・骨・歯・腱)
- 肌のハリや弾力を保つ働きがある。
- Ⅲ型コラーゲン
- 赤ちゃんの皮膚に多く含まれ、年齢とともにほとんど消えてしまう。
- Ⅰ型コラーゲンをサポートする。
- 肌のハリや弾力を保ち、健康的な肌を作る働きがある。
- 組織再生力が高い。
赤ちゃんの皮膚や血管壁に多く存在しているⅢ型コラーゲン。
成人するにつれて減少するため、肌に弾力やハリ感、ツヤがなくなってしまうのです。
つまり、組織再生力が高いⅢ型コラーゲンを真皮層へ注入することによって、皮膚の中で大量のコラーゲンと結合し、肌の若返りが期待できるというわけです。
また、定期的に治療を行えば、老化の進行を遅らせることも可能!!
いままで難しいとされていた「目のキワギリギリ」まで治療範囲が広がりました。
アレルギーが起こりにくい
Ⅲ型コラーゲンは、人の胎盤から抽出したヒト由来のコラーゲン。
体内に入ってきた時に、異物として反応するアレルギーのリスクが少ないのが特徴です。
施術時間が短い
施術時間は10分~15分程度。
表面麻酔を行うことで、治療中の痛みをできるだけ少なくできます。(痛みの感じ方には個人差があります)
ベビーコラーゲンがおすすめな人は?
- 顔にメスを入れたくない
- 目元のちりめんジワが気になる
- 目の下のクマや凹みで不健康に見える
- 口周りの繊細なシワや乾燥が気になる
- ほうれい線が気になる
- 眉間や額のシワで老けて見える
- みずみずしい肌を手に入れたい
ベビーコラーゲンのメリットってなに?
- 自分自身のコラーゲンが増えることで、肌質改善効果がある
- 人に気付かれずに目元・口元のデリケートな部分のシワを改善できる
- ターゲットとなるシワだけを狙って治療できる
- 刻まれた溝シワに対して即効性がある
- 周辺の組織となじみやすく、自然な仕上がり
効果が長い
ベビーコラーゲンの特徴は「蓄積効果」があること。
持続効果は、初回の治療のみ3~6ヶ月程度ですが、
繰り返し注入することで、6ヶ月~1年以上も持続するといわれています。(個人差あり)
また、定期的に治療を行えば、老化の進行を遅らせることもできます。
注入後のダウンタイムが少ない
ベビーコラーゲンによる治療は、ダウンタイムが少ないため、大幅なスケジュール調整の必要がありません。
赤み・腫れ | 針跡が数日続くことがあるが、コンシーラーで隠せる程度のもの |
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内出血 | 2週間程度で徐々に消える |
ベビーコラーゲン治療の痛みはある?
注入前には、塗るタイプの麻酔クリームで表面麻酔を行い、痛みを最小限に抑えることができます。(個人差あり)
また、針先の丸いカニューレを使用して注入治療を行うクリニックもあり、痛みに敏感な方にはおすすめ。
ただし、注入治療は熟練した医師のもとで受けるのがベター。安心して治療を任せられるクリニックを探しましょう。
アフターケアはどうする?
- 治療当日はシャワーのみOK。入浴やサウナ・激しい運動・飲酒は控える。(血行がよくなることにより、赤みや腫れが出現しやすくなるため)
- 注入した部分に対して、強く擦ったりしない。また、マッサージを行うことで、コラーゲンの吸収が早まることがあるため、数日間は控える。
- メイクは治療後30分からパウダーのみOK。できれば、3時間以上あけてから。
ベビーコラーゲンの治療についての注意点やデメリットも把握しておく
- 永久的ではない。
- ベビーコラーゲン注入部位が白く浮き出ることがある。(時間の経過とともに吸収されて目立たなくなるが、もし気になる場合は、白く浮き出た部分の周りに低濃度のコラーゲンを入れることで解消できる。)
- 内出血を起こすことがあるが、2週間程度で改善していく。
- 注射跡が赤く点状に残ることがあるが、2~3日で消える。
- ごくまれにアレルギー反応が起きることがある。万が一、発赤・腫れ・びらん・かゆみが出た場合、アレルギーを抑える薬で経過観察。
- 非常に稀であるが、B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの感染症が起こることがある。
- 非常に稀に、血管塞栓による血行障害・壊死が起こることがある。
- 非常に稀に、肉芽腫(しこり)が起きることがある。
まとめ
ベビーコラーゲンはヒトコラーゲンⅠ型・Ⅲ型コラーゲンを50:50で配合したしわ・クマ治療。
顔にメスを入れたくない、人に気付かれずに目元・口元のシワ治療を行いたいという方におすすめな注入治療です。
また、周りの組織となじみやすいという特徴があるため、仕上がりも違和感がなく、とても美しくナチュラル。
定期的に治療を行えば、老化の進行を遅らせることができるというのも魅力的ですね。
ベビーコラーゲンはダウンタイムも少なく、プチ整形でお手軽にできる若返り治療として人気ですが、注入治療に関しては熟練した医師による施術を受けることがポイント。
口コミなどもしっかりチェックして、後悔のない美容医療を選択することが大切です。