眉毛アートメイク後にMRI検査やCT検査はできる?できない?

アートメイク全般

「眉毛アートメイクを入れている人はMRI検査、CT検査を受けることができない」

そんな話を聞いたことはありませんか?

今回は、本当にアートメイクを入れた人はMRI検査ができないのか、

なぜそう言われているのかを解説します。

眉毛アートメイクとは何?

アートメイクとは、皮膚の浅い層へインクを入れ込み、色を付ける施術のこと。

一本一本、本物の眉毛が生えているようなデザインが描けます。

昨今では「落ちないメイク」として女性たちの間で大ブーム。

アートメイクは基本的に1~3年ほど消えないので、一日中、スッピンに自信が持てるようになります。

MRI検査・CT検査とは何?

MRI検査とCT検査は、どちらも大きな筒のような機器に寝た状態で入って、体の断層図を撮影します。

その写真を見ながら、身体のどこがどのような疾患を抱えているかを確認する検査です。

それぞれ発見しやすい症状、値段、リスク等が違うため、どの検査が受けるべきかは自分が何を調べたいのかによります。

MRI検査とは何?

MRI機器は電磁波を用いて体内の水分の動きを読み取り、画像にして取得します。

身体のどこの断層画像を取得するか、その自由度が高く、映した組織の濃度差が分かりやすいです。

さらに骨や空気による画像の乱れも少ないので、頭蓋骨に囲まれた脳や脊椎などの診断では特に活用されます。

また、MRIは電磁波を用いているため放射線による被ばくがありません。しかし、強い電磁波を用いるのでCT検査にはないような制限や注意事項が設けられています。

CT検査とは何?

CT機器はX線を用いて画像を取得します。

取得した画像は骨や空気の区別や、どこに何が存在しているかなど、細かなチェックしやすいです。

放射能を発するので被ばくのリスクがありますが、広範囲の検査をMRI検査よりも早く撮影することができ、制限も少ないというメリットもあります。

眉毛アートメイク後にMRI,CTはできない?


眉毛アートメイクを入れた後にMRI検査・CT検査等を受けるのは、基本的には問題ありません

また、これは眉毛アートメイクだけでなく、他の部位へ施したアートメイクにおいても同じです。

なぜできないと言われていたの?

アートメイクで使用するインクには、微量の鉄が含まれています。

アートメイク後のMRI検査ができないと言われていたのは、

その鉄がMRI機器の発する電磁波に反応して熱を持ち、皮膚が火傷を起こしたり、CT検査で撮影する画像を乱れさせたりする可能性があったためです。

なぜ検査できることになったの?

確かにアートメイク専用のインクは鉄を含んでいますが、その鉄の含有量はほんのわずか。

火傷を起こす可能性、そして実際に火傷になった報告は少ないです。
(報告があったものも赤みが出たといった軽度な症状)

CT検査においても、インクに含まれる鉄の量では、画像への影響はほとんどないそうです。

眉毛アートメイク後に受けるMRI,CTの注意

ここまで、アートメイク後にMRI検査等を受けても良いと言いました。

しかし、今一度ここで注意して頂きたい点は、火傷のリスクは0ではないという点です。

現在は大丈夫だとしても、近い将来に機器の性能が上がってして、いかなる金属成分にも反応するようになるかもしれません。

将来的にMRI検査が受けられない場合もあるかも…」ということは念頭においておきましょう。

眉毛アートメイク後も安全にMRI,CTを受ける方法

本コラムで説明したようなリスクを抑えるためには、やはりプロの判断を仰ぐことが重要です。

それも、確認するべき医師は一人だけではありません。アートメイククリニックと検検査機関、どちらにも聞いておくと良いでしょう。

アートメイククリニックに確認

アートメイクでどのインクを使うかはクリニックごとで違います。

自分が施術を受けたクリニックに「MRIやCT検査を受けても良いですか?」と聞いておきましょう。

安全なインクってどれ?
アートメイクで使われるインクは、日本だけではなくアメリカやヨーロッパからの輸入品が多く出回っています。

過去と比べると、インクの安全性は高まっていますが、心配な方は、FDA認定を受けたインクを使用しているクリニックを選ぶのがおすすめ。

FDAは、アメリカで食品や医薬品の有効性や安全性を厳しくチェックして、流通を取り締まっている機関です。

検査機関に確認

MRIやCT検査を受ける医療機関には、必ず自分がアートメイクを入れていることを申告してください。

そして検査しても問題ないか確認。しっかり相談して、自身でもリスクを把握しておきましょう。

眉毛アートメイクはMRI検査後がおすすめ

これからMRIなどの検査が控えている中、アートメイクに興味を持っている方。

MRI検査によって起こりうるリスクを少しでも減らしたい方なら、アートメイクは検査後に受けるのが無難です。

眉アートメイク関連以外の、MRI.CTの注意

金属がないかチェック

MRIやCTは、アートメイクのインクに限らず、金属に反応をしてしまいます。

ペースメーカーや脳動脈クリップなどの金属が入っている方もアートメイク同様、医師に申告をしてください。

アイシャドウやマスカラ、カラーコンタクト、メガネ、ヘアピン、時計、ウィッグ、金属成分が入っている下着などなど、身に着けているものに金属が含まれていないかチェックしておきましょう。

その他禁止事項をチェック

検査中にリスクがあるのは、金属によるものだけではありません。

例えば、妊娠中やその可能性がある方も必ず医師へ申告するよう言われます。

自分が問題なく検査を受けられるか、アートメイク以外の点についてもしっかり話を聞きましょう。

MRI検査OKのインクを使うクリニック

業界最大手のアートメイククリニックといえば「メディカルブロー」

こちらのクリニックで使用しているインクは、MRI検査を受けても問題がないと公式ホームページに書かれています。

もし今後、そういった検査を受ける方でアートメイクをしたいと考えているなら、ここのアートメイクを検討してみるのもいいかもしれません。

アートメイクについて相談できる無料カウンセリングもあるようなので、何か気になることがあれば一度掛け合ってみてはいかがでしょうか?

眉毛アートメイク後でもMRI検査,CT検査はできる!

今回は眉毛アートメイクをした後もMRI検査やCT検査はできるのか?についてお話しました。

基本的には検査は可能ですが、使用しているインクや検査機器によっては何らかの被害を受ける可能性はあります。

リスクを今一度認識したうえで、必ず医師に相談してから安全にアートメイク、検査等を受けてくださいね。

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