アートメイク施術前の注意点と施術後のアフターケアについて

ノーメイク美人になれる「眉」や「アイライン」「リップ」のアートメイク。その仕上がりの良し悪しはアフターケアにあり!と言われるほど。。。
今回はアートメイクを施術する前にぜひ知っておきたいことや、気をつけておかなければならないこと、そしてアートメイクをキープするために必要なアフターケアのポイントについてご紹介していきます。
アートメイクを受けたいと思ったら
まずは良いクリニック選びから
「アートメイクをしてみたいけど、どこで受けるのがいいんだろう…サロン?それともクリニック?」と悩むことでしょう。
最初に知っておくべきことは、アートメイクが医療行為であること。病院・クリニックで施術してもらうのが基本です。
サロン等では、医師免許や看護師免許を持たない者がアートメイクを行うこと(本来、それは違法です)もあり、施術ミスなどによるアフターケアも万全ではありません。
現在、消費者生活相談に寄せられる健康被害や苦情が後を絶たないと言われています。
持続期間を知っておく
アートメイクによるインクの持続時間は、個人差はあれど1〜2年程度です。(個人差により3年くらい持つ人もいます)
その間は簡単に消すことができないので、十分なカウンセリング時間をとってくれる病院やクリニックを選ぶことが大切です。
「こんなはずじゃなかった…」という悲しい結果を招かぬように、注意点や希望をしっかり話し合いましょう。
どんな眉になりたいか決める
クリニックになりたい眉のイメージを伝える際は、理想とする眉の写真などを持参しても良いでしょう。
ただし、今流行りの眉にしたいと考えるのは注意が必要です。アートメイクを入れた後は、その数ヶ月後に違う眉の形が流行り始めても簡単に変えられません。
また、人の顔の形によって「なりたい眉」と「似合う眉」は違います。。。
眉のデザインや色などに関してはアートメイクのプロが在籍する病院やクリニックでアドバイスを聞きながら、じっくりと納得のいくまで相談して決めましょう。
アレルギーなどの心配があるかチェック
アートメイクに使われるインクには、微量の金属成分が含まれており、金属アレルギーがある人は注意です。
もしアレルギーの心配がある人は必ずアートメイクを受ける医療機関に申告。病院やクリニックでは、施術前にアレルギー検査を行ってくれるところが多いので、不安があれば相談しましょう。
また、アトピー体質やケロイド体質、皮膚疾患、感染症がある方も、アートメイクが受けられないと言われています。
手彫りによるアートメイクを選ぶ
病院・クリニックによっては短時間でアートメイクができる医療マシンを使う場合がありますが、「医療マシン」はインクのべた塗りのようになり、滲みやすいというデメリットが。
おすすめなのは滲みにくく繊細なタッチでを1本1本自然な毛並みを描いてくれる「手彫り」のアートメイクを行う病院・クリニックです。
アートメイク前に避けるべきこと
美容整形や美容サービスは時期をずらして行う
美しさを追求する女性なら、美容整形やヒアルロン酸やボトックス注射などを受けている方も多いのではないでしょうか?
でも、もしアートメイクを受けたいと思っている場合、これらの美容系サービスについては肌のターンオーバーを高めるため、時期をずらして行う必要があります。
ターンオーバーって何?
眉のブリーチ
眉をブリーチした後は肌が傷ついています。アートメイクを受けるなら、ブリーチ後は2週間は空けてからにしましょう
レーザー・光治療
レーザーや光治療を行った後も、肌は傷ついています。代謝も良くなり、インクの定着が悪くなるため、最低でも2週間は空けてからがベスト。
美容整形
顔の輪郭・表情の変化が大きい美容整形後のアートメイクも注意が必要です。
手術した場所にもよりますが、例えば目の二重整形で切開施術をした後は、3ヶ月は空けてからのアートメイクを受けましょう。
ヒアルロン酸やボトックス注射
ヒアルロン酸やボトックス注射も、顔の輪郭・表情に変化がある美容サービスの1つ。
デザインが崩れてしまう可能性があるため、その後は最低でも1ヶ月は空けてからアートメイクを受けましょう。
ピーリング
ピーリングは肌のターンオーバーのサイクルが早まり、インクが退色しやすくなります。
ピーリング後は、1ヶ月は空けてからのアートメイクがおすすめです。
日焼け対策をする
インクの色褪せの原因の1つとなるのが「日焼け」。
アートメイクを受ける、2週間前からの日焼け対策が必要です。
こまめに日焼け止めクリームを塗ったり、外出時には必ず日傘などで紫外線から肌を守りましょう。
アートメイク施術当日になったら
アートメイクを受けに行く前に、ひどく汗をかくような激しい運動やサウナ、アルコールは控えるのがベター。
血行がよくなるため、アートメイクで使用するインクの定着が不安定になります。
アフターケアがアートメイクの仕上がりを左右する!
アートメイク後は、「施術した部位を清潔に保つこと!」が基本。
不衛生な手で触ったりすると、そこから雑菌が侵入して、感染症になってしまうこ恐れも…
また、アートメイクしたところは「傷口」となっている状態なので、1週間くらい経つと「かさぶた」へと変化します。
無理に剥がしたりしないで、自然に取れていくのを待ちましょう。
アートメイク後の激しい運動やサウナ、アルコール等の飲酒も代謝が良くなり、インクの定着が不安定になるので禁止。
色褪せ防止のための「日焼け対策」も怠らないよう、気をつけましょうね。
眉のアフターケアのポイント
眉のアートメイクをした後は、腫れや赤みが出現します。ダウンタイムは4日〜1週間程度。
もし気になるような場合は、清潔な冷たいタオルなどで冷やしましょう。
眉のメイクについては、アイブロウや眉マスカラはNG。
その他のメイクはOKですが、メイクオフの際に、クレンジング剤が眉に当たらないよう注意が必要です。
アイラインのアフターケアのポイント
アイラインアートメイクは、施術直後より、翌日の腫れが一番出現しやすいと言われています。
気になるときは、眉のアフターケアと同様、清潔な冷たいタオルなどで冷やすのがおすすめ。
また、腫れ防止対策として、施術当日の夜は「心臓よりも頭を高くして眠ること」を心がけてみましょう。
目の周りが不快になることもありますが、不衛生な手で触らないよう、清潔な綿棒を使うのがベスト。
アイメイクについては、施術してから2日後よりOKとされています。
リップのアフターケアのポイント
気になるくすみを取り、落ちないリップとして人気急上昇中のリップアートメイク。
リップのアフターケアのポイントは、
- ヘルペスを予防する
- 保湿
- 口紅などの化粧品全般を使わない(約1ヶ月)
ヘルペスを予防する
ヘルペスは、発熱や過労、刺激によって唇に痛みやかゆみを伴った水疱ができてしまうウィルス性の疾患。
リップのアートメイク後、数日経ってから発症することがあります。
日本人の半数が単純生ヘルペスウィルス保持者と言われており、予防をしない限り、リップアートメイク後に約90%の人が発症することがわかっています。
病院やクリニックでは、ヘルペスを防ぐために抗ウィルス薬を処方してくれるので、忘れないように内服しましょう。
保湿
ワセリンなどを塗り、唇を保護することが大切。
ワセリンは皮膚保護剤。油性の膜を張って、外部からの刺激から肌をガードしてくれる医薬品です。
アートメイクを行った病院・クリニックで処方してもらえるので、最低でも1週間はワセリンを使って唇を保護しましょう。
口紅などの化粧品全般を使わない(約1ヶ月)
リップアートメイク後、最低でも1ヶ月は口紅やティントリップ、グロスなどを使用しないこと。
これらのコスメはアートメイクの色落ちや変色の原因となるため、約1ヶ月間は使用を控えるようにしましょう。
また、日焼け対策として、外出するときはマスクをしたり、SPFの入ったリップクリームを塗って外出するのがおすすめです。
まとめ
アートメイクは、代謝によって1~2年かけて少しづつ退色していきますが、一度入れたらすぐに消せるものではありません。
施術にあたっては、まず良いクリニック選びから始まり、そして、アートメイク後のアフターケアまでしっかりと行うことが大切です。
そうすることで、アートメイクの仕上がり感がグンとアップ。アートメイク持続期間を長くすることも可能なんです。
あなたも素顔に自信がもてる「すっぴん美人」を目指して、アートメイクライフを楽しみましょう!